プログラム原稿があがりました
もうすぐ本番という実感がわいてきます。現物が待ち遠しいです。
原稿を見ながら、見どころをいくつか紹介しますね。
まず「オルガン」ですが、持ち運びできる小型のパイプオルガンです。
ちなみに日本古楽界の第一人者のひとりと言われる花井先生が、オルガンソロをステージで披露されることは非常に珍しいです。ぜひ存分にご堪能下さい。
●合奏団について
今回、Otto Monti に加えて、多数の方が友情出演して下さっています。
「リコーダー」は学校教材のイメージが強いですが、古くからある楽器で特にバロック時代に大活躍しました。今回、静岡の古楽アンサンブルのメンバーが応援に駆けつけてくださいました。複数のリコーダーを持ち替えながらの演奏をお楽しみください。
「ヴィオラ・ダ・ガンバ」は、ヴィオラというよりチェロのような見た目の古楽楽器です。
それでいてヴァイオリン属(4本弦)ではなくギター(6本弦)に似た楽器が祖先と考えられています。
チェロとの違いをいくつか挙げると
・ギターのようなフレットがある
・弦は6or7本
・弓を下から持つ ※チェロは上から
・楽器の胴体の穴のかたちが「C」 ※ヴァイオリン属は「f」
などです。ぜひ双眼鏡ご持参で確認してみてください。
そして「コントラバス」の奏者の本職はジャズベーシストなのでした。そちらの演奏も聴いてみたいですね。
●合唱について
フランスのバロック音楽では声部の呼び方が異なり、ソプラノ・アルト・テノールといった言葉は使いません。
高いほうから
・デュシゥ(dessus)
・オートコントル(haute-contre)
・ターユ(taille)
・バス
なのですが、本来下の3つは男声パートです。そして男声最高音の「オートコントル」は、なかなかに高い!!のです。なので当団では人数の関係もありますが、女性が担当しています。
そして作曲者のシャルパンティエ自身がオートコントルであったため、このパートは実に見せ場が多いのでした。
そんなことも頭に入れてお楽しみいただければと思います。
そして作曲者のシャルパンティエ自身がオートコントルであったため、このパートは実に見せ場が多いのでした。
そんなことも頭に入れてお楽しみいただければと思います。
[追記]
続編 12/9「合同練習の裏話」もご覧ください。
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